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Event

Media Lab Summer Camp 2021

Copyright

Andy Ryan

Andy Ryan

Friday — Sunday
June 18, 2021 —
June 27, 2021

Media Lab Summer Camp in Japan

「将来、MITで学びたい・教えたい? 世界を舞台にコラボしたい?」

メディアラボでは、この夏、業界を超えたコラボレーションを通して社会課題に取り組んだ活動や経験を中高生達に共有するセッションを開催します。セッションは、アジアでの開催時間に合わせて、6月18日~19日(金・土)、6月25日~27日(金〜日)に開催致します。

また今回、現在、教授、副所長として務める石井裕、そして博士課程で活躍する中垣拳、酒井康史の3名の特別講演を予定しており、彼らの海外雄飛の経験、またそこから得た学びについて紹介を予定しています。

20:00-22:00(日本時間)/7:00-9:00(米国東部時間)に開催される一部のセッションでは、日英同時通訳サービスの提供を予定しております。15:00-1800(日本時間)のセッションは、日本語のみでのご提供となります。ライブ・イベントが日本語のみの対応の場合、イベント終了後に英語版での吹き替え版のビデオの視聴が可能です。主要な聴講対象者は中高生ですが、異業種との連携をもとに社会課題思考の活動やその協創の経験は、大学生、企業、また保護者の方々を含む、一般の方にも広く共有できること、また多くの皆さまの参加を願っています。

イベント登録サイト(無料)
https://www.eventbrite.com/e/mit-ml-summer-camp-registration-153542290123

Copyright

Ken Nakagaki

The Media Lab will host sessions this summer to share with middle/high school students the activities and experiences of addressing social issues (SDGs and ESG) through cross-sector and cross-industry collaboration. The sessions will be held on June 18-19 and June 25-27 (Japan Standard Time / US Eastern Daylight Time).

Simultaneous Japanese-English interpretation will be provided for some of the sessions held from 20:00-22:00 (Japan Standard Time) / 7:00-9:00 (US Eastern Daylight Time). The sessions that take place at 15:00-17:00 (Japan Standard Time)  will be available in Japanese only. However, English voice-over videos will be available for playback after the event.

Official registration  is available here. Although the main target audience is junior and senior high school students, we hope that our activities in thinking about social issues based on collaboration with different industries and the experience of their co-creation can be widely shared with companies and the general public

Welcome Message from Mirei Rioux, Host

Social Message and Lightning Speech from Prof. Hiroshi Ishii

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6月18日(金)9:00-10:00pm (日本)// 8:00-9:00am (ボストン)
キオクシア株式会社 + NHK + Synthetic Neurobiology (MIT) 
「データストレージで脳に挑む」

発表者:坂東洋介博士 (Kioxia)、金谷美加(NHK)、エド・ボイデン教授 (MIT)
キーワード: 脳科学、データストレージ
セッション:聴講型(講演45分+Q&A10分)
言語:日本語(メイン)、英語

複雑な未知の器官、脳。脳の働きを理解し、脳の病気を直すことを目指して日夜研究が行われています。理解の第一歩として、脳のどこに何があるか、詳細かつ大規模な脳の地図を作ろうという試みがあります。本セッションでは、MITメディアラボで行われているそのような最先端脳科学研究の一端をご紹介するとともに、半導体メモリ企業であるキオクシアがデータストレージ技術を用いて脳科学にどのように貢献しているかを解説します。NHKとも共同研究した、大規模な脳の三次元顕微鏡画像を高精細大画面上に可視化する「8Kブレイン・ツアー」と、科学雑誌「サイエンス」に掲載された、脳内に発現する遺伝子の詳細な位置関係を捉える新技術「エクスパンション・シークエンシング」を具体例として取り上げます。45分間の講演の後に質疑応答の時間を取り、これらプロジェクトについてのコラボレーションがどのように始まり発展したか、そしてどのような学びがあったかなどの裏話も含めながら議論します。


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6月19日(土)3:00-4:00pm (日本)
日本電気株式会社 + Affective Computing (MIT)
「ウェルビーイングの向上〜明日のストレス、健康度、幸福度の予想〜」

発表者:梅松旭美 (NEC)、ロザリンド・ピカード教授(MIT)、サイモン・フェダー博士 (MIT)
キーワード: 感情コンピューティング、ウェルビーイング、ヘルス・テック
セッション:聴講型(講演20分+Q&A 20分)
言語:日本語

日本電気株式会社とMITメディアラボは、2016年4月より、ウェアラブルデバイスを用いた未来の感情状態の予測に関する共同研究を行っています。2017年10月からは、NECが社員をメディアラボに派遣し、学生だけでなく労働者にも手法を適用・発展させるべく、共同研究を加速させました。彼らが主に取り組んだのは、1) 機械学習を用いて過去の情報をモデル化することでストレス予測の精度を高めること、2)ウェアラブルデバイスを介してその日に取得したデータから翌日のストレス度を予測するモデルを開発すること。彼らの研究論文は、主要な国際会議の論文として4回選ばれ、そのうち1回はBest Paper Awardに選ばれました。NECとアフェクティブ・コンピューティングは、人々がより充実した生活を送るための技術の実現を目指し続けています。また、MIT Media Labでの客員研究員としての共同研究を通して学んだもの、アメリカと日本での研究スタイルの違い等、様々な経験談を共有いたします。

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6月19日(土)5:00-6:00pm (日本)
MIT特別セッション I
「海外雄飛・他流試合・異文化協創」

発表者:石井裕 (MIT Media Lab 副所長)
キーワード: 異文化体験、国際化、自己実現、研究者
セッション:聴講型(講演30分+Q&A 20分)
言語:日本語


  •    若いということは、強靭な体力、しなやかな感性、あくなき好奇心、そして無限の可能性、という宝物を持っているということ。だから若い時こそ、「海外雄飛」ー 快適ゾーンを抜け出し、未知の環境へ身を投じることにより、異なる価値観・文化の世界で自分を試し、磨き、そして変化に適応し続ける生存力を鍛える勇気を。
 
  •    私は1994年、米国 Atlanta で開催された会議への招待講演がきっかとなり、MIT Media Lab にヘッドハントされ、1995年秋に、NTT から MIT へ、日本企業から米国大学へ転身することになりました。そして予想を遥かに超えた、厳しい生存競争を生き延びて来ました。その鍵は変化に対応できる柔軟な「適応性」。そして「造山力」。

    •    このセッションでは、私のこの30年間にわたる研究者人生を振り返りながら、私を支えた三つの力「出杭力・道程力・造山力」について語り、残された時間を、未来の人々に貢献するため、どう生きるかについて、皆様に問いかけたいと思います。

    •    大きな夢を抱き、世界を舞台に活躍されたい若人の参加をお待ちしております。

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6月19日(土)9:00-10:00pm(日本)// 8:00-9:00am (ボストン)
MIT特別セッション II 
「 (都市に) 最終的なゴールはありません」

発表者:酒井康史(MIT Media Lab 博士後期課程)
キーワード: 集団的合意形成、リミックス、デザイン
セッション:聴講型(講演30分+Q&A 20分)
言語:日本語(メイン)、英語

MIT Media Labで都市の研究をしています。都市には、最終的なゴールがありません。いかに計画しても、すぐに変遷していきます。僕の辿ったキャリアパスも同じような事が言えると考えます。私が関わってきたプロジェクトを紹介しながら、都市スケールと個人的な体験を橋渡ししようと思います。

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6月25日(金)4:00-5:00pm (日本)
凸版印刷株式会社 + Figur8 (MIT スピンアウト)
「身体動作評価に基くエビデンス・ベースのパーソナル
・ケア・サービスの開発」

発表者:鈴木剛史(Toppan) 、田邉 集 (Toppan)
キーワード: ウェルビーイング、ヘルス・テック
セッション:聴講型(講演20分+Q&A 20分)
言語:日本語


国や言葉や文化の違いに関わらず誰もが共通して持つ身体。この身体の動作や姿勢に目を向けてみると、多くの人々は緊張/弛緩し過ぎており、本来持つ身体の能力を最大限に引き出すことができていません。それだけでなく、肩こり・腰痛・膝痛などの疾患や怪我を抱えているのが現状です。このような課題を解決するために、現在、1人1人の個別的な身体のクセや動作の質をセンサーで計測し、個々に適したエビデンスベースのパーソナルケアサービスを提供する事業や仕組み作りをメディアラボ・スタートアップのFigur8社と協働で検討しています。

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Friday, June 25 at 20:00-21:00 (JST) / 7:00-8:00 (EDT)
Shima Seiki Mfg, Ltd.
「ゼロ・ロス・ファッション〜未来のためのものづくり」

6月25日(金)8:00-9:00pm (日本)// 7:00-8:00am (ボストン)
発表者:西野寿樹(Shima Seiki) 、 井邊智子 (Shima Seiki)、中谷誠一 (Shima Seiki USA)
キーワード: 環境問題、学び
セッション:聴講型(講演35分+Q&A 15分)
言語:日本語(メイン)、英語


フード・ロスという言葉を聞いたことがありますか?食べ物をつくる量が、食べる量より多くて、あまったものが捨てられてしまうことを言います。みなさんが着ている服にもファッション・ロスがあり、なんと年間に9200万トンも捨てられてしまいます!この状況は変えなければなりません。このセッションを通じて、ファッションの現状と問題、そしてそれを変えることができる、地球にやさしいサステイナブルなものづくりについてご紹介します。また、我々はMITのIAP (冬季自主活動講習期間)を通し、学生達にニット製品の制作方法の体験講座を実施し、Knitting の面白さや、その様々な可能性を探求。学生達の自由な発想での創造活動を通して共に学ぶ機会を持ちました。今後も様々な形でのMITとのコラボを通し、これらのお互いの学びの機会を創造するだけでなく、こうした学びを皆さまにお伝えし、またユニークな学びの機会を展開していきたいと思います。

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【東京・有明のパナソニックセンターにて、合計で4つの物理的セッションの開催をいたします】

Saturday, June 26 at 1) 10:00-12:30 (JST) and 2) 14:00-17:00 (JST)
Sunday, June 27 at 3) 10:00-12:30 (JST) and 4) 14:00-17:00 (JST)
Panasonic Corporation
「プログラミング x 家電で未来の暮らしを創造しよう」

Location: Panasonic Center Tokyo (Ariake), Tokyo, Japan

発表者:高田和豊博士 (Panasonic)
キーワード: プログラミング、スクラッチ (Scratch)、IoT、教育、クリエイティブラーニング、STEAM、フードテック、シビックテック
セッション:物理的セッション、参加型(2-3h)

 6月26日(土)
1) 10:30am - 12:30pm  (JST) Scratch×トースター
2) 2:00-5:00pm (JST) Scratch×スマート照明


6月27日(日)
3) 10:30am - 12:30pm (JST) Scratch×トースター
4) 2:00-5:00pm (JST) Scratch×スマート照明

対象者:1) 3) は小学校3年生以上の親子、2) 4) は中学生以上、2人~4人のチームで募集予定

創造性を育む家をつくりたい。インターネットがあらゆる"もの"に繋がるIoT社会において、IoT家電は利便性の向上だけではなく、そこで暮らす人の「創造性を育む道具」として使えるのではないか?私は2016年から3年間MIT Media LabのLifelong Kindergartenグループに客員研究員として在籍し、家電×プログラミングによるくらしの中での創造性教育について、現在も継続して研究を行っております。今回のワークショップでは、MITが開発したプログラミングソフト"Scratch"を拡張したプログラムとパナソニックが試作したIoT家電を使い、クッキーや未来の照明をつくります。作品作りを通して、プログラミングや未来のくらしについて皆で考え、MIT Media Labの創造の哲学であるコンストラクショニズムやクリエイティブラーニングについても参加者の皆様にシェアしたいと考えております。

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6月26日(土)4:00-5:00pm(日本)
NTTデータ + Personal Robots + Signal Kinetics
「JiboとRFID技術で実現する“親しみのある”IT服薬サポート

発表者:吉田 英嗣  (NTT DATA)、大杉 直樹博士 (NTT DATA)、シンシア・ブラジール教授 (MIT)、ファデル・アディブ教授 (MIT)、ヘイワン・パーク博士 (MIT)、シェリファ・アルゴワイネン博士 (MIT)
キーワード: ロボット、AgingTech、みまもり、高齢者、介護
セッション:聴講型(講演20分+Q&A 20分)
言語:日本語


米国では、薬の誤った服用が原因で50%もの治療が失敗し、毎年12万名もの方が亡くなっています。薬を正しく服用するために様々な工夫が行われていますが、薬を正しく服用しているのはわずか25~30%程度でしかないと言われています。 薬の誤った服用は患者の生活を悪化させるだけでなく、医療システムや社会の大きな経済的負担となっています。これまで、人による患者支援やIT技術によるサポートまで多くの取組がなされています。人による支援は最大で83%まで治療の成功確率を向上できますが、非常に大きな費用が掛かってしまうため、継続的なサポートを提供し続けることが難しい実情があります。一方で、薬の飲み方を表示し、薬を飲む時間になったら教えてくれるIT技術は、治療の成功確率をわずかに高める効果しかありません。IT技術と人の中間に位置するソーシャルロボットJiboによって薬の正しい服用を支援することで、単に薬を飲む時間を思い出させるだけでなく、薬が正しく服用されているかをロボットがプロアクティブ(能動的に)にチェックし、正しく楽しく治療を続けるためのモチベーションを提供します。 このプロジェクトはメディアラボのPersonal Robots group、Signal Kinetics group、NTT データの共同研究です。

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6月26日(土)7:30-9:00pm(日本)// 6:30-8:00am (ボストン)
都市未来デザイン〜データと審議を通したまちづくり〜 
パナソニック株式会社+City Science

発表者:山崎菜々子(パナソニック株式会社)、酒井康史(MIT)
キーワード: まちづくり、スマートシティ、合意形成、ICT
対象者: 高校生 (上限60名)
セッション:聴講+分科会型(講演45分+ミニワークショップ45分)
対象者: 高校生 (上限60名)
言語:日本語

都市が抱える様々な課題解決が求められる中、「スマートシティ」と呼ばれるテクノロジーのサポートによる新しい都市やまちづくりが世界各地で検討されています。パナソニック株式会社とMITメディアラボ シティサイエンスグループでは、特に住民参加型のまちづくりプロセスとモビリティに着目した共同研究を2018年~2020年に行いました。本プログラムでは、共同研究の取組みやパナソニック、シティサイエンスが取組むまちづくりプロジェクトの事例をご紹介すると共に、参加者の皆さんとのケーススタディを通し理解を深めて行きます。また、元客員研究員と博士課程研究者のラボでの実際の活動の様子についてもお話したいと思います。皆さんで、未来の街の姿やまちづくりの仕組みについて考えてみましょう。

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6月26日(土)9:00-10:00pm(日本)// 8:00-9:00am (ボストン)
MIT特別セッション III
「Mens et Manus -心と手-:好奇心駆動で自らの手で未来を創り続けること」

発表者:中垣 拳(MIT Media Lab 博士後期課程)
キーワード: インタフェースデザイン、ロボット、3D プリント、メディアアート、エンタテイメント
セッション:聴講型(講演30分+Q&A 20分)
言語:日本語(メイン)、英語


私は、MIT Media Labの石井裕教授の元で、ダイナミックに変形し動く、未来のユーザインタフェース(UI)-Actuated Tangible UIs-の研究に取り組んできました。本研究では、ロボットやコンピュータなどの先端技術を用いながらも、身の回りの手触り感に着目することで、日常のあらゆる物質がダイナミックなデジタル情報と融け合った未来を探求・創造します。本講演では、このようなビジョンに基づいた研究プロジェクトについて紹介し、この道を志したきっかけや過程についてお話しします。また、これまでになかったアイデアを思い付き、好奇心駆動で自ら手を動かして実現し世界に発信する、研究のプロセスについても、MITのモットーでもある'心と手'を交えながらお話しします。

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MIT Media Lab 産学連携担当・ホスト
Mirei Rioux(ミレイ・リウー)
rioux@media.mit.edu

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